ハイスピード工法
地盤改良工法(ハイスピード工法)とは
地盤改良工法「HySPEED」とは、セメントなどの固結材を一切使わずに、砕石という天然素材だけを利用して軟弱地盤を改良する工法です。
自然砕石のみを活用した住宅地盤改良の新工法
従来のセメント系柱状改良、鋼管杭による地盤改良では、結果として地中に産業廃棄物を埋め込むことになります。セメントの強アルカリ又六価クロムによる土壌への影響は深刻な土壌汚染の問題になりかねません。HySPEED工法は砕石と空気しか使いません。
砕石はリサイクル砕石ではなく、自然石から作られる砕石を使用しています。100%の自然素材と地盤の特性を上手く利用した、環境負荷の非常に小さい環境保全型地盤改良であり、お施主様の「健康」と「資産」を守る地盤改良工法でもあります。
- .土壌汚染・地下水汚染ゼロ
- CO2削減量大(他工法比較による
- 地価下落なし(将来の撤去不要)
- 液状化防止効果
- リユース・リサイクル
バイブロフローテーション工法、サンドコンパクション工法を宅地用に改良した工法です。掘削技術と施工機器の研究によりローコスト化を実現しました。
基礎形状
- ベタ基礎が最適
- 布、独立基礎も可能
保証対象物件
- 木造、RC、S造(~3階)
- 設計荷重 ≦ 50kN/m2
設計条件
- パイル下端は自沈層を避ける
- パイル下端層の換算N値 3.5~4、層厚=1.5m
- 最大杭長 7.3m
- 最小杭間隔 75cm
- 平板載荷試験による確認を行っています
競合工法
セメント柱状改良で設計可能なところはHySPEED工法でも設計可能。※ 鋼管杭との比較でコストメリット大
適用不可地盤
換算N値0~2が8m以上続く軟弱地盤
最適地盤
粘性土・砂質土で中間層に換算N値3.5~4.0の層があるもの(先端支持力が必要)
最適深さ
杭長3メートル前後がコストパフォーマンスは最も高いです
最適な使い方
支持層が深く中間層に上記の層が有る場合
特許出願中
平成19年2月19日出願
地盤保証会社認定取得
ジャパンホームシールド(株)、シールドエージェンシー(株)の認定を取得しています。
NETIS 新技術情報提供システム
新技術情報提供システム(NETIS)とは、「公共事業等における技術活用システム」によって蓄積された技術情報のデータベースで、直轄事業及び補助事業に係わらず公共工事に活用できる技術を可能な限り網羅したものです。
平成19年9月登録済み
チームマイナス6%に参加
砕石だけを使って締め固めるので、CO2の排出はほとんどありません。
HySPEED工法による地盤改良を推進することで、地球の温暖化防止に貢献しています。
地盤改良の問題点
地盤改良は、しっかりした住宅を建てるためにはとても大切です。ところが改良工事の仕方によっては、恐ろしい結果を招くことにもなりかねません。HySPEED工法は、以下のような問題をすべてクリアする地盤改良工法です。
発ガン性物質 六価クロムの発生。平成12年4月より規制開始
国土交通省直轄工事においてセメント及びセメント系固化材を地盤改良に使用する場合は、六価クロム(発ガン性物質)溶出試験を実施しなければならない。この溶出試験において、環境基準を越える六価クロムの溶出量が確認された場合、固化材の変更、もしくは工法の変更を行わなければならない。しかしながら、民間戸建住宅の施工においては溶出試験は全くなされておらず、エンドユーザーにもこの可能性が伝えられていない。結果、施主の健康を害するリスク、住宅会社の土壌汚染対策法による費用負担のリスクは見過ごされている状況。
埋設物によって不動産価値が下落します。
2003年1月より適用された土地評価に関する方針に関して、お聞きになられたことはおありでしょうか?土地の鑑定時に「土壌汚染」や「埋設物」の有無をチェックし、もし発見されれば土壌汚染の浄化費用や埋設物の撤去費用を差し引いて算定されるというものです。今では大型物件を中心に適用が開始されています。
既存工法のセメント系の地盤改良と鋼管杭は、この「埋設物」に該当することから、地盤改良工事によって不動産価値を毀損してしまうリスクが存在します。なお、撤去費用は施工費用のおよそ3倍程度かかります。
土地売買後の地中埋設物を巡って裁判になったという事例もあります。
その地盤は本当に強くなっているのでしょうか
地盤補強・改良をしても、地盤事故が発生してしまうケースが数多くあります。事前調査による想定設計により支持地盤まで到達せず施工がされていたり、セメント系固化材と腐植土との相性でセメントが固まらなかったり、地下水脈によるセメントの流出が起こっています。実際地盤事故はどのくらい発生しているのかは、火災事故は1000件に対し4~5件程度発生するのに対し、地盤事故は1000件に10件以上も発生しています。事故が起こった場合の損害額は財団法人住宅補償機構の統計によると、平均して1事故あたり約566万円の補修費用が発生します。住宅品質確保促進法が施工されてから、地盤事故に対する補償制度が確立され、その実態が明らかになっています。したがって、今後地盤事故の発生確率は、既存の工法の問題からますます増えることが予想されています。
施工の流れ
地盤調査に基づく設計を行い、実際の施工が始まります。施工後は平板載荷による事後試験を行うので安心です!
基礎伏図・建築図面
平面図・基礎伏せ図などから建物の位置を確認し、5カ所ほどのポイントを決めて現地の事前地盤調査を行います。
地盤調査(SS試験) 0.5日
地盤の強さを調査する為にスウェーデン式サウンディング試験(SS)を行います。
スウェーデン式サウンディング試験(SS)とは?
盤の強さを測定する試験方法。住宅の地盤調査では一般的に採用されている。機械の上部におもりを設置し、先端の尖った部分がどれだけ貫入したか、また貫入が停止した時にはハンドルを回転させ、25cmごとに貫入に必要な回転数を測り地盤の強さを測定。
設計・お見積もり
地盤調査の結果から、現地の地盤・土質・地耐力などのデータにより、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。
施工前、当社では専門設計士による杭配置図の他に考察および安定計算書をお見積もりと一緒にお渡ししています。
施工(2~3日)
使用機械および資材を搬入し、杭位置出しを行います。圧密掘削開始。砕石を投入し、砕石を圧密の作業を繰り返し行い、5tの機械荷重を先端に掛けながら、砕石杭を構築して行きます。
施工後、当社では現場チームから
- 掘削深度および砕石投入量(全杭)
- 各工程段階の写真
- .砕石パイル施工図
- 平板載荷グラフ、データ
- 事後試験後の考察
を、一式として報告書をお渡ししています。
ハイスピード工法採用のメリット
HySPEED工法は、健康・財産・環境を守る、新しい地盤改良工法です。
「地盤改良の問題点」のページでご紹介した3つの問題点を克服するので、大きな差別化ポイントになります。
健康への配慮
HySPEED工法工法は、天然砕石のみを使用しています!
HySPEED工法は、天然砕石のみを使用しています!このため地盤を汚染することもなく、六価クロムなどの有害物質が発生する心配は一切ありません。改良工事後に平板載荷試験により、地盤の改良具合をしっかり確認します。夢のマイホームは、あたたかくて安全であって欲しいものです。※ 公共工事や大規模事業にあてはまらない通常の改良工事では、事後試験は行われておりません。
財産への配慮
HySPEED工法は資産価値を損ないません!
HySPEED工法は、資産価値を損ないません!埋設物や土壌汚染が発生すると、土地の不動産価値は著しく毀損されます。砕石パイルは天然素材なので埋設物とはならず、土壌汚染の心配もないので安心です。
環境への配慮
HySPEED工法はCO2を排出しません!
HySPEED工法は、CO2を排出しません!原材料からは一切排出する心配がないため、従来の改良工事の場合と比較すると、大幅なCO2の削減が見込めます。従来の工事では、セメントや鋼管を使用しています。セメントはその製造過程において、1トンあたり723kgものCO2が発生し、鋼管の場合は1トンあたり1,640kgという、膨大な発生量にのぼります。(自社調べ)
営業ツールの充実
お施主様へのご説明を分かりやすくするために、充実した営業ツールをご用意しています。HySPEED工法をご採用頂いた住宅会社様には、すぐに使える営業ツールを無料でご提供しております。